相続が始まると、さまざまな手続が発生します。
まずは全体の流れをしっかりと確認し、手続に優先順位をつけることが第一歩。
できれば無料相談などを活用し、専門家に相談をして進めることがお勧めです。
一番重要なのは、相続が開始したことを知ってから『3ヶ月』以内。
この期間に相続するのか、放棄するのかを決めなければなりません。
故人のプラスの財産とマイナスの財産をしっかりと把握することが必要です。
何もせずに3ヶ月経過しますと、放棄ができなくなりますので注意が必要です。
『10ヶ月』以内に相続税の申告をしなければなりませんが、
相続税の発生する案件は約5%。
100人の相続があれば、95人は相続税の心配をする必要はありません。
相続税はごくわずかな一部の資産家のみに関係してくるものですので、
ほとんどの方は相続税を支払わなければならないということはありません。
それでは、次に誰が相続人となるのかを見てみましょう。
まず、配偶者(妻や夫)は必ず相続人となります。
しかし、その他の相続人にはそれぞれ順位がつけられており、
先順位に相続人がいない、もしくは全員が放棄した場合に、
次順位が相続人となります。
また、同一順位内に複数の相続人がいる場合(例えば、子供が2人いるとき)は、
それぞれ均等の割合で相続します。
相続人を自由に増やすことはできませんが、
遺言によって相続人以外の人に財産を分けることはできます。
遺言書がない場合は、法律に決められた人に決められた割合
で遺産を分けることになります。
(ただし、相続人全員が合意すれば、違う分け方も可能です)
誰にどれくらいの相続分があるのかは下記の通りです。
自分や家族にどれだけの権利があるのか確認しておきましょう。